ブラックリスト シーズン1とシーズン2の感想

その他

ブラックリスト(blacklist)というドラマを全く予備知識無しで見始めました。
FBI10大最重要指名手配の4位のレイモンド・レディントンがFBI本部に投降する所から物語はスタートします。そして、エリザベスキーンという新米のプロファイラーを指名して、彼女としか話さないと主張し、主人公のエリザベス・キーンと強化プラスチックかガラスの檻に入れられたレイモンド・レディントンが対面します。

ここまで見ると、羊たちの沈黙の殺人鬼ハンニバル・レクターとFBI訓練生クラリス・スターリングの関係を連想させるので、サイコスリラーなのかなと思って見てました。そしたら、全然プロファイリングとかあんまり関係なくて、エイリアスのようなスパイ物でした。それにフリンジの様なちょっと異端の科学みたいなのも入っています。スパイ物としてはかなり面白いと思います。FBI長官のハロルド・クーパー役のハリー・レニックスってエイリアスのディクソン役の人だと思ったら、全然別の人でした。ちなみに、エイリアスで早口の技術担当のマーシャル・フリンクマン役でいい味を出していた、ケヴィン・ワイズマンがブラックリストシーズン2の途中から検視官役で何回か出てきます。

犯罪者のレディントンが、FBIに対して凶悪な犯罪者のリストの情報を渡すことによって、自身の身柄の保護と免責を要求します。そして、その犯罪者のリストである通称「ブラックリスト」を元に、エリザベス・キーンを軸にして犯罪捜査が行われていきます。基本的に1話完結で、レディントンと関わりのある犯罪者を逮捕していきますが、エリザベスとレディントンの過去、そしてレディントンの真の目的が大きなストーリーとなっています。ずっと気になって見てしまうのが、「なぜレディントンはエリザベスキーンを指名したのか?」ということなんですが、それはシーズン2で明らかにされます。

レディントン役のジェームズ・スペイダーの演技が良くて、首を横に振りながら気取った高尚な言い回しでセリフを言う所が、あまり犯罪者っぽくありません。しかも、最初はものすごい悪人みたいに描かれているのに、段々いいやつじゃないかと思ってくるようになってしまうという。善悪がすぐにひっくり返るので、何が正義で何が悪かというのははっきりしません。それはホームランドも同じですが、最近のアメリカドラマは正義とは何か?と問うものが非常に多くなっていると思います。かといって、エンターテイメント性はとてもあり、どんでん返しの連続です。

普通に考えると、エリザベスはレディントンの娘なのか?と推理しますが、それは製作者のミスディレクションにハマってしまっていることに気づきます。もしかしたら、娘というオチになるかもしれませんが、それはまだ分かりません。24とかエイリアスとかプリズン・ブレイクとかバーン・ノーティスなんかが好きな人はハマるドラマだと思います。シーズン2まで行ってからシーズン1を見返してみると、ものすごく伏線が張られていて、しかもちゃんと回収していることに気づきます。スパイアクション(エスピオナージ)を基にして、サイコサスペンスやコンゲームの要素もあるので、エンターテイメント性の高いドラマです。僕はかなり好きなタイプのドラマです。

ちなみに、レイモンド・レディントンのモデルは実在するボストンのマフィアのボス、ジェームズ・ジョセフ・バルジャー(通称 ホワイティーバルジャー)だそうです。当初はキーファー・サザーランドがレイモンド・レディントン役として挙げられていたそうですが、ジェームズ・スペイダーははまり役だと思います。

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ブラックスキャンダルという2016年1月公開の映画がそのバルジャーを描いています。「ホワイティー」バルジャーはジョニーデップが演じています。レディントンのモデルと知って見るとより楽しめるのではないでしょうか。
ブラック・スキャンダルの原作

あと、ホームランドを見ていた人は分かると思いますが、ブラックリストでFBI捜査官ドナルド・レスラー役のディエゴ・クラテンホフは、ホームランドのマイク役ですね。技術担当アラム役のアミール・アリソンもホームランドでサウジアラビアの王子様役で出ています。

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