日本の未来は絶望か?未来の年表を読んで投資先を考えた

2017年に話題になってから1年も経ってますが、今更ながら講談社現代新書『未来の年表 人口減少日本でこれから起きること』を読みました。日本は少子高齢化でヤバいという話はずっとあったので漠然にそうなんだろうと思っていましたが、これを読むと具体的な統計データが色々出てきて絶望感がすごいです。

現在の日本の借金が約1000兆円というのは、日本国債を持っているのがほとんど日銀ですし、自国通貨建てなので今の所大丈夫だと思います。でも、『未来の年表』を読むと、少子高齢化を食い止めるのはほぼ無理。医療費や介護費や生活保護などの社会保障費用が激増していく末に2040年くらいには財政破綻も起こりうるかもしれないと思ってしまいます。

財政破綻はしなくても、少なくとも徐々に円安圧力が強まっていくだろうと思います。

まず、2020年に日本の女性の2人に1人が50歳以上というのに衝撃を受けました。そんなに高齢化進んでるの!?という。2017年の時点で日本人女性の3人に1人が65歳以上となっています。

直近20年で気になったものを列挙しただけでも絶望感があります。

●2018年 40%超の私立大学が定員割れ

そのうち地方の国立大学も倒産の危機になると書かれています。地方都市で比較的栄えている場所って、大きな大学があったりします。そこから大学が撤退したらどうなるでしょうか?スーパーなども採算が取れなくなり撤退する可能性もあります。そうなると、非常に生活しづらくなり、さらなる人口流出が起こるでしょう。

●2021年 介護離職が大量発生

50代になると親の介護のために離職せざるを得ない人が増えていく。更に介護保険利用者数が増えて財政を圧迫。個人的にも国家的にも経済的にきつくなるかもしれません。ちなみに、在宅介護費用の平均額は月額約7万円だそうです。

●2023年 企業の人件費がピークに

労働人口が減る一方、団塊ジュニア世代が50代になり人件費が増えるとのこと。

●2024年
団塊世代がすべて75歳以上になる。社会保障費が大きく膨らむ。

●2026年

高齢者の5人に1人が認知症に。

●2033年

3戸に1戸が空き家に。

●2040年

全国自治体の半数が消滅の危機。

この後にも未来の年表は続きます。

ちょっと意外だったのが「2019年に日本の世帯数が5307万でピークになる」というものです。人口が減少しているのに世帯数は増えている。一人暮らしの世帯が増えているからです。未婚率が増えるというのもそうですが、結婚しても離婚する人も多いので、今結婚しているから将来が安心というわけでもありません。

以下は、『未来の年表』を読んで、これからの投資について考えたことです。

やっぱり不動産はまだ買う段階ではないと思います。インフラの老朽化、少子高齢化による自治体サービスの劣化なども考えると、家やマンションを買うのは2030年以降にした方がよいと思っています。

●少子高齢化が確定している日本で株式投資はどうなのか?

もちろん、少子高齢化で様々な需要が減っていく中、新たな需要が掘り起こされるでしょう。株価が何十倍とかになる今は無名の会社もいくつか出てくるでしょう。でも、それを当てるのは至難の業です。ただ、「当てる」のは面白いのでどういう銘柄が上がるかを考えるかは楽しいですけどね。

一般的に、人数が多ければ多いほど人々は互いに切磋琢磨し全体のレベルも向上するから、若い世代の絶対数が減ればイノベーションが起こりにくくなる。

それならば、人口がまだまだ増える見込みのアメリカの株式に投資した方が良いなと思います。

●人口減はインフレ圧力になるのか?

人口減がデフレ圧力になっているという話は『デフレの正体 経済は「人口の波」で動く (角川oneテーマ21)』が出たときに散々批判されていて、基本的には人口減はインフレ圧力として働くようです。この辺は詳しく調べていないのでまあそんな感じなんだろうくらいにしか思ってませんが、数十年スパンでは円安に備えて外貨建て資産も持っていた方が良いでしょう。円高になっても円安になっても良いように、資産の10分の1から3分の1くらいまでは米ドルなどの先進国の外貨を持っていた方が良いと思います。過度な円安に対するリスクヘッジとなります。

少子高齢化はもう変えようがないので、個人でできることは、その事実を知ってどういう選択をしていくか?を考えることです。特に投資に関しては日本円、日本株だけに投資するというのはやめた方が良いでしょう。NYダウやS&P500などのアメリカの株価指数に連動するインデックスファンドを安い時にコツコツ買っていくのが無難でしょう。

未来の年表 人口減少日本でこれから起きること (講談社現代新書)
未来の年表 人口減少日本でこれから起きること (講談社現代新書)

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