高校事変123を読んだ感想

松岡圭祐さんの小説『高校事変』『高校事変2』『高校事変3』を読みました。以前はハードカバーで出版してから文庫というパターンが多かったのですが、最近は最初から文庫で、しかもkindle版も同時に出してくれるので良いです。今はNetflixや無料の漫画アプリなど消費するコンテンツが多すぎて、よほど好きな作家じゃないとハードカバーから文庫化までが待てないということが無いですから、最初から文庫で出した方が良いと思います。

松岡圭祐さんと言えば、僕が子供の頃は深夜番組でエロい催眠術をかける怪しい催眠術師という感じだったんですが、今ではベストセラー作家で、しかも大体面白いからすごいです。

高校事変 (角川文庫)

高校事変1は、首相が武蔵小杉の高校を訪問中に謎の武装組織に制圧されてしまう。しかし、日本で最悪の事件を起こしたテロリストを父に持つ主人公の優莉結衣が一人で敵を倒しまくるというダイハードのような感じです。この主人公の女子高生は、銃を手にしただけで銃の種類を判別できるし、片手でヘッドショットできるし、化学の知識で即席のトラップを作ったりとめちゃくちゃ強いんです。

「絶体絶命のピンチを即席の武器や科学の知識で乗り切る」というだけで、もう好みです。古くは『冒険野郎マクガイバー』とか『MASTERキートン』『パイナップルアーミー』とか。

高校事変1はそういうのが詰まっていて面白かったです。

高校事変 II (角川文庫)

『高校事変2』は1の閉鎖的な状況とは変わり、広い範囲で探偵的なことをしたり戦うことになります。ただ、主人公の優莉結衣は自分が事件に関わったことを公安に知られてはいけないため、アリバイトリックを駆使したりしながら敵と戦うという感じです。

高校事変2でも即席の武器が出てきますが、スケールがでかくてレールガンが登場します。相手は暴力団だったりして、1の敵よりは弱くなっているのですが、自分の痕跡を消さないといけないというルールがあるため、そういう点が面白かったです。アメリカドラマの殺人衝動を抑えられない人間が悪人を狩る『デクスター』みたいな感じです。

高校事変 III (角川文庫)

高校事変3は全くあらすじを読まずに買って読み始めたら、かなり予想外の展開でした。ゲームの『ファークライ3』『ファークライ4』みたいな感じになってました。これまた、化学の知識を使って即席の爆弾を作ったりして、そういう点も面白いのですが、高校事変3では仲間と一緒に戦うという感じになっているので、高校事変1高校事変2とは違った感じで楽しめました。

高校事変4につながるような謎も残されているので、まだ楽しみです。「高校事変シリーズ」は全体的に読みやすく、最近の時事ネタやスラングが多く含まれているため、なるべく出版直後に読んだ方が良いでしょう。「エアプ」「こどおじ」「チル」とかのスラングが出てきますが、5年後に読んだら既に死語の可能性もありますから。

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