トルコリラ円のスワップ運用で注意すること

トルコリラ円

日銀がマイナス金利を導入して、更に銀行に預けていても増えなくなってしまいました。そこで、魅力的になるのが、他国の通貨です。トルコリラは政策金利が7.5%くらいあるので、スワップが1万通貨で1日100円ほどもらえます。そのため、スワップポイント生活を目指して大量に購入している人もいることでしょう。

40万通貨ほど購入すれば1日に約4000円のスワップポイントがもらえます。

トルコリラ円の証拠金が1万通貨で15000円だったら、100万円もあれば40万通貨購入できます。これで生活できるかも!?って思っちゃいますよね。

僕もかつては「高金利通貨」と言われた豪ドル円でトレードしていますが、政策金利が2%台になってます。だから、豪ドル円からトルコリラ円に移った人も多いでしょう。

問題は、政策金利が高い国は新興国で経済規模も小さいため、通貨の供給量が少なく流動性も低くなっていることです。つまり、値動きがドル円やユーロドルなどに比べると大きくなるという危険があります。リスク管理が甘いとロスカットされる可能性が高いです。

流動性の高いドル円ですら1日で10円近く動くことがあるわけですから、トルコリラ円はもっと変動率が大きくなる可能性もあります。

更に、マクロ経済的な問題があります。

リーマンショック後は、アメリカもゼロ金利で量的緩和政策をしてきました。大量に米ドルを供給していたため、ドル安に傾き、ドルから離れたお金は高金利通貨などにも流れました。

でも、今のアメリカは段階的に利上げを行っていこうとしています。そうなると、世界中に散らばっていたお金がアメリカに戻ってきます。つまり、長期トレンドはドル買いトルコリラ売りということになります。ということは、トルコリラ安に傾きやすくなるということです。

そのため、スワップで利益が出ているけれど、それ以上の含み損になってしまう。更に強制ロスカットということもあり得ます。最悪なケースでは、スワップポイントがすぐに口座に反映される(スワップポイントが受け入れ証拠金に反映される)FX会社で損切りしたか強制ロスカットになった場合です。

<例>
2016年 スワップポイントで50万円の利益→約10万円の税金の支払い
2017年 含み損が100万円に達したため損切り 

ということになると、合計で50万円損しているのにも関わらず、10万円の税金の支払い義務が発生してしまいます。スワップポイントが決済まで口座に反映されないのであれば、このような事態は防ぐことができます。

●まとめ
高金利通貨はアメリカの利上げ局面では売られやすくなる
流動性が低いため、値動きが大きくなる可能性が高い
税金のことも考慮した方が良い

このようなリスクを知った上で取引するのであれば、全然良いでしょう。知らずにスワップポイントのメリットだけで飛びつくと危険です。

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