孤独は健康に悪いというときの「孤独」の定義問題

「孤独が健康に悪い」という海外の心理学の研究結果の話は、大手ネットメディアなんかでもよく出てきます。でも、この日本語の「孤独」の定義が記事だとよく分からないものが多いんですよね。孤独=人との接触が少ないというように読めるので。友達が少なくて、人付き合いも少ない僕なんかは、えっタバコより健康に悪いの?とかちょっと焦るわけです。

たとえば、ハフィントンポストの記事

社会から孤立した生活は、早死にのリスクを14%も高めるという研究成果が発表された。この数字は、肥満による早死リスクのおよそ2倍に相当するという。 この研究結果は、米イリノイ州シカゴで2月16日(現地時間)に行われたアメリカ科学振興協会(AAAS)の年次総会で、シカゴ大学のジョン・カチオッポ教授が発表したものだ。「UCh...

には「社会から孤立した生活は、早死にのリスクを14%も高めるという研究成果が発表された。この数字は、肥満による早死リスクのおよそ2倍に相当するという。」などと書かれているので、「社会的な孤立」=「孤独」となっています。この文章は日本語版ハフポスの独自に付け足したまとめのようです。これだけ読むと、人との接触の無いこと=孤独だと思っちゃいますよね。

でも、原文の記事には

Feelings of extreme isolation can increase the chance of dying prematurely by a whopping 14 percent, said University of Chicago Professor John Cacioppo on Sunday at the annual meeting of the American Association for the Advancement of Science, in Chicago, Ill., according to UChicagoNews.」

というように書かれていて、主語になっている「Feelings of extreme isolation(圧倒的孤立感)」というのは主観的な感覚でしょう。

つまり、主観的な「孤独感」こそが不健康の原因であって、「ぼっちであること」=「孤独」=「不健康」というわけではないようなんですよね。

パレオな男の記事にもありますが

アラフォー男がアンチエイジングについて考えるブログです。

ある研究の「孤独」の定義は「受け入れられていない」という感覚などのことであって、物理的に人と会っているかどうかとかの問題ではないとのことです。

以前の記事にも書きましたが、一人でいる時よりも集団でいる時の方が孤独感を感じます。それに、まあまあ自分のことを分かってもらえているという人間が世界に3人くらいいればそれでよいと思っているので、アレクサとしか話さない日があっても特に孤独感は感じてないです。

人付き合いが少ない人で「孤独は健康に悪い」という記事を目にしてちょっと焦った人の中には、こういった心理学の研究結果における「孤独」の定義を理解することで安心できる人もいるかもしれません。

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