海外投資の積立てで失敗したことがある話 詐欺じゃないけど…

リーマン・ショックの後くらいでした。知人から良い投資のセミナーがあると誘われて行ってみたんです。当時はデフレ真っ只中。株安で円高、しかもゼロ金利でした。僕は株と純金積立てと外貨MMFくらいはやっていましたが、それほど経済や金融の知識もなかったので、ちょっと興味があって行ってみました。たしか東京の渋谷あたりの貸し会議室で20人以上は受講者がいました。

そのセミナーでは、日本は投資に適していない、日本の借金残高を見ろ、預金封鎖される、海外の投資先には年利6%以上のものがゴロゴロあるとか。あとは、老後には病気にならないと仮定して月に20数万円は必要だとか、そして年金は破綻する。などなど。もう日本は全然ダメですということを2時間くらい話していたと思います。

国力が強くなると通貨が高くなるとか言ってましたね。そのセミナー講師は。今思うと、かなりおかしいんです。それで、複利の力はすごいという説明とか。これは、まともな証券会社の投資セミナーとかでも使われますが、年利3%でも複利だったら20年でこんなに増えますみたいな。確かに、計算上はそうなんだけど、そんな毎年上手くいくわけないだろうというツッコミは当時も思っていました。

要するに、日本の金融商品は全くダメだけど、世界には年利20%もあるファンドがあって、それは日本の金融機関からは買えないと。それをドルコスト平均法で買っていくんだと。しかもオフショアだから売却益がそのままもらえるとか。当時は、へーそうなんだ~ってちょっと惹かれました。今思うと、単にパフォーマンスが良いファンドのチャートを資料に載せてるだけでした。日本のファンドだからとか海外のファンドだからとか関係ないんです。海外のファンドだっていくらでもパフォーマンスがマイナスのものがありますから。それに、20年後に税制がどうなってるかなんて分かりませんからね。

後から調べて知ったことですが、こういった海外投資に加入させると、紹介者にキックバックが入ったようです。要するに金融商品をマルチ商法のやり方で募集していたのです。サプリメントとか健康食品のマルチ商法(MLM)はずっと警戒していましたが、金融商品をマルチ商法に使うっていう手口は知りませんでした。

へー。じゃあ、20%は無理でも3%くらいは行けるかも!なんて思っちゃったんですね。それで、そのプランに入ることに。たしか25年とかの長期契約で。当時はネットでその名前とか検索しても全く情報が無かったんです。今はネガティブな情報が沢山あるので、見た人はまあ加入しないと思いますが(笑)勧誘していた人たちがアレだったんですね。騙されたというか、僕が馬鹿だったという。

その後僕は1年くらい積み立てて、ああこれはダメだと思って損切りしました。つまり、解約しても全くお金が戻ってきません。100万近く損しました。でも、まあその後経済の勉強は悔しさから真面目にしました。かなりの勉強代になりました。でも、大学の経済学部に普通に入るよりは勉強になりました。このページでは詳しく書きませんが、預金封鎖とか国債暴落とかはファンタジーの世界です。年金も破綻しませんし、円が1ドル1000円になったりしません。

いや、なる可能性はゼロではありませんが、日本が戦争に巻き込まれて国土の大半が消滅するとか、富士山が大噴火して東日本の機能が麻痺するとか、兵器化されたウイルスで大半の国民が死亡とかにならない限りないでしょう。早めに損切りしたお陰で、その分普通の日本の証券会社が販売しているノーロードのインデックスファンドで海外投資で損した分を取り戻せました。本当に良い勉強になりました。やはり、人間は悔しい思いをしたり、窮地に陥らないと本気を出しませんから。

ちなみに、この海外投資を僕に紹介した人は、まだ加入しているそうです。キックバックをもらっている訳でもなく、純粋に良いと思って善意で紹介してくれたわけです。その人は僕以外にも何人かに紹介したみたいなので、今は罪悪感に苛まれているでしょう。それで、パフォーマンスは当たり前の様にマイナスです。IFAというファンドを運用してくれる仲介業社みたいな所に運用を任せているそうですが、ずっとマイナスだそうです。だから積立をストップしてると。

たぶん、あれこれって詐欺かも?と思うのは、始めて2~3年くらい経ってからです。詐欺ではないのですが、かなりの誇大広告で勧誘されたことに気づき、解約するにもお金はほぼ戻ってきませんから解約できずに積立をストップするという行動を取る人が多いみたいですね。損切りできないあるあるです。いやーやっぱり損切りって重要ですね。解約しないと信託報酬で毎年2%とか取られますから、-2%の25年長期投資になっちゃいます。マイナス金利で25年ですから悲惨です。

このような「オフショア」「海外投資」とかは未知の領域で、自分がなんかすごいことをしているというような自己陶酔感とかは得られるかもしれません。でも、契約内容が日本人が説明していたものとは全く違うかもしれません。金融知識もなく英語もできないのに、海外の金融商品なんて買わない方が身のためですよ。周りでもマレーシアの「イスカンダル計画」の不動産投資で大損した話とか聞きますし。うまい話は無いって本当です。というか、自分で相当勉強しないと騙されます。投資は自己責任っていうのは本当です。

詐欺や売り込みのパターンまとめ

1. 今あなたがやっていることはダメ
2. 海外には日本人が知らないすごい●●がある
3. 有名人とかもやってるぞ(社会的証明)
4. 今やらないともう入れないよ(限定性に訴える)

普通に年金を払って、確定拠出年金で所得控除を受けながら貯金するのが一番良いと思います。というか、税金と売却のしやすさを考えると、源泉分離課税で特定口座が使える上場投資信託の方がオフショアのファンドより良いでしょう。あと、海外のFX業社も注意した方が良いです。僕は普通に日本の税制にのっとって日本の証券会社を通して投資を続けています。

この海外投資で失敗した件で得た教訓は

  • 絶対に儲かる投資法など存在しない。
  • 仲の良い人でも投資法なんか勧めない方が良い。
  • 投資は自己責任。
  • 損切りはお早めに。
  • 日本の金融商品で十分
  • ということですね。

    今は普通に節税効果のある確定拠出年金とかFXとかをやってます。
    ノーリスクで稼ぐならポイントを貯めるのが良いですね。

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