VIXショートETN、2049が世界的に話題に

かなりマイナーな金融商品の2049がこんなに話題になるとは思いませんでした。2049の大元が、クレディースイスのXIVというものです。ロイターによるとXIVには16億ドル、約1800億円ほどの資金が入っていて、その95%が1日で吹っ飛んだことになります。

XIV、2049を簡単に説明すると、「平和であれば上がり続けるが、ブラックスワン的な何かが起こると即死」する金融商品でした。たとえるなら、「ごく稀に爆発するお金の出続ける打ち出の小槌」みたいな物です。振らずに今まで得たお金を持って引き上げることもできます。過去データでは今までに一度も爆発していませんでした。さあ、どうする?という感じです。

2049を理解するためには、オプションと商品先物取引の知識が必要なので、完全に理解していたとは言い難いですが、僕はリスクを理解して購入していました。現物であれば、借金を背合うことは無く、最悪ゼロで済みます。

Nomura “Sincerely Apologizes” For Blowing Up Investors With Its VIX-Linked ETN

と世界的に有名なゼロヘッジでも記事になっていて、野村證券の人が頭を下げている写真が使われています。キャプションには「Forgiveness please for blowing you up(あなたを破産させたことを許してください)」とあります。

この記事を見ると、野村證券が2049の早期償還で謝っているように見えますが、Googleの画像検索をすると2012年のFinancial Timesの記事に使われている写真です。

それは良いとして、2049で損失を確定した直後にナシーム・ニコラス・タレブの「まぐれ」を読み返したんですが、この本はまさにVIXショートをしてはいけないということを説く本でした。「まぐれ」を以前読んだ時は、オプションの知識が皆無だったのですが、今読むとかなり納得します。相場での成功体験はほとんど経験値になりませんが、失敗体験は経験値となります

ナシーム・ニコラス・タレブといえば「ブラック・スワン」の方が有名ですが、是非「まぐれ」の方を読んでみてください。英語が読める方は、英語版の方をおすすめします。英語版のタイトルは「Fooled by Randomness」で「偶然性に騙されて」というかんじです。

まぐれ―投資家はなぜ、運を実力と勘違いするのか
ナシーム・ニコラス・タレブ
ダイヤモンド社
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Fooled by Randomness: The Hidden Role of Chance in Life and in the Markets
Nassim Nicholas Taleb
Penguin
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