クローズアップ現代の金の密輸特集 現代の錬金術か?

2017年5月23日のクローズアップ現代で「闇の錬金術」について特集していました。福岡で金塊に関する事件が複数起こっていて、それが金の密輸と関係あるのではないかということで取材していました。

足の裏や下着に金を貼り付けたりして密輸してくるそうです。密輸の多くは韓国から運ばれてくるため、近い福岡がターゲットになっています。

簡単に説明すると、香港で購入した金を韓国から日本に持ち込んで福岡で売ると、消費税の8%分儲かるということです。香港から直接ではない理由は、韓国からの方が日本に来る旅行者が多いため、密輸がバレにくいようです。

通常、1億円の金塊を海外から日本に持ち込む場合、8%分の800万円の消費税の支払いが必要になります。でも、密輸して日本国内で売れば8%分が丸儲けとなります。借りに摘発されても、金塊は没収されるとは限らず、最大1000万円の罰金で済みます。一方、韓国では没収されて最大1億円の罰金を取られてしまうので、日本に金塊を密輸する方が楽だし安全だということです。

運び屋は一般の旅行客を利用し、旅費を負担して報酬を与えているようです。パソコンのバッテリーの部分に入れたり、金を体内に入れて(直腸?)密輸したケースもあるとのこと。

金の価格が上がれば上がるほど、それにかかる消費税も増えるので、同じ重さでも儲けが多くなります。投資で8%の利回りを得るとなるとそれなりのリスクがありますが、金の密輸はほぼ確実に8%儲かるわけですから捕まらない限り「錬金術」と言えます。

この話には更に続きがあって、密輸業者は貴金属店と結託していて、貴金属店は日本で買い取った金塊を香港に輸出します。その時に消費税8%分をもらい、香港に行った金塊は、また日本に入ってくるという無限ループになるそうです。1周するごとに消費税16%分が取られているわけですから、税金がどんどん海外に持って行かれてしまっているわけです。

金の密輸で消費税分儲かるというのは、消費増税の時に知りましたが、更に輸出して消費税をもらっているというのは知りませんでした。江戸時代に、金貨と銀貨の国際的な裁定取引で日本から金がどんどん流出してしまったことがあったようですが、現代も税制と罰則の緩さを利用されて似たようなことやられてますね。

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