69%のアメリカ人の貯金が1000ドル未満しかないって本当?

ネット記事に、アメリカのgobankingrates.comでのアンケート調査の結果として69%のアメリカ人は貯金が1000ドル未満という情報がありました。これを読むと、アメリカ人って全然お金持ってないんだ?って思っちゃいますよね。

これ、元記事をちゃんと読むと「the percentage of Americans with less than $1,000 in savings has jumped to 69 percent.」と書いてあります。

そして、調査に使われた質問は「How much money do you have saved in your saving account?」です。これって、

「saving account」に入っているお金はいくらですか?

ということです。日本語での「貯金はいくらありますか?」とは微妙に違います。

日本で「貯金」っていうと狭義では「郵便局(ゆうちょ銀行)に預けてあるお金」、広義では緊急用に使えるタンス預金も含めて銀行口座や郵便局(ゆうちょ銀行)に預けてあるお金ってことですよね?

この「saving account」っていうのは利息が付く銀行の預金口座のことです。だから、この翻訳記事は日本人にとっては誤解しやすいと思います。

アメリカでは「checking account」という方によく使うお金を入れておきます。checking accountというのは、利息はゼロだけれど小切手やデビットカードの決済用に使える口座です。

未だに小切手のやり取りが多いアメリカでは、口座維持手数料がかかる可能性のあるsaving accountよりもchecking accountを多用しています。

しかも、アメリカでは日本と違って株を1株から買えます。日本だと100株とか1000株とか「最低単元」が決まっているのである程度まとまったお金が必要ですが、1株から買えるアメリカでは気軽に証券口座で株を買えます。

つまり、預金口座(saving account)以外にちゃんとお金がある可能性が非常に高いです。

そして、このgobankingrates.comというサイトは、預金口座の比較サイトであるため、これからsaving accountを開設しようとしている人が利用していると推測できます。つまり、アンケート回答者はsaving accountを持っていなくて普通です。

どの国でも格差が拡大し、手持ちの緊急時に使えるお金が減っている人が多いのは事実ですが、かといってネットの記事を鵜呑みにしない方が良いでしょう。

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