スワップポイントでリタイア生活を目指してはいけない

スワップポイントというはFXにおける「金利のようなもの」です。FXでの取引は必ず2国間の通貨ペアとなるので、その通貨を発行している国の短期金利の差に連動します。

だから、ざっくり言うと「金利の高い通貨を買って、金利の低い通貨を売る」とスワップポイントがもらえます。たとえば、トルコリラ円を買うとかですね。

それでスワップポイントで生活できるかも!って思いますよね。僕も昔思いました。スワップポイントでセミリタイアしようと思っている人も多いでしょう。

そもそもなんでその通貨の金利(スワップポイント)が高いのか?というと、その国の物価上昇率が高いからです。物価上昇率が高いということは、通貨価値が下落しているということです。

つまり、高金利の通貨というのは、それだけ通貨価値が下落するということです。

そのため、スワップポイントをもらったとしても、為替差損で帳消しになるどころか、損する可能性が高いです。

難しく経済学用語で言うと、金利平価説から高金利通貨を買う意味はない

以上で終わりなのですが、なぜそれでも人は高金利通貨を買ってしまうのか?というと、トルコリラなどの高金利通貨に投資をするのは為替差益(キャピタルゲイン)を狙うのではなく、金利収入(インカムゲイン)をもらうものであり、金利をもらうのは不動産投資における家賃収入のようなものだと錯覚しているからではないでしょうか。

それに、相場なので理論通りには動きません。為替チャートは波を形成して、ジグザグに動きます。短期的には金利平価説は全く当てはまらないように見えます。だから、「為替の理論など勉強してもしょうがない」、「底で買えれば儲かるかも?」と思ってしまいますが、「底」がどこなのかは誰にもわかりません。

「今が底だろう」と思っても、同じ様に投機目的でレバレッジをかけて購入している人が多数いるため、常に割高状態である可能性が非常に高いです。

若いうちにFXのスワップポイント狙いで大損するのは経験になるので良いと思います。でも、退職金をスワップポイント狙いでトルコリラなどの高金利通貨に突っ込むと悲惨な結果になる可能性が高いです。FXだけではなく、トルコリラ建て債券なんかも同じです。

FX初心者が高金利通貨に飛びつき大損というパターンは、また10年後くらいに来そうですから、どこかで一度早めに失敗しておくのは良いことかもしれません。

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