デトロイトビカムヒューマンクリア後の評価/感想 ネタバレあり

ブラックフライデーセールで買ったPS4のデトロイト(Detroit Become Human)の1週目をクリアしました。 体験版をやった時には、アンドロイドのコナーが人質交渉人として事件現場を調査して、人間の子供を人質に取った犯人のアンドロイドと交渉するというものでした。てっきり、コナーが主人公で調査物のアドベンチャーゲームなのかな?と思ったので、安くなってから買おうと思っていました。

デトロイトと同じSONY XDevの「Heavy Rain」と「Beyond: Two Souls」も購入してあったのですが、普通のTPSとは違うアドベンチャーゲーム独特の操作感で、なんかやり辛いと思ってちょっとやって放置していたので、デトロイトもあまり乗り気ではありませんでした。

でも、デトロイトをクリアしてもっと早く買っておけば良かったと思いました。非常によくできたゲームでした。自分の選択によってストーリーが変わるわけですが、製作者側はマインドマップで選択肢分岐のストーリーを作っていったようです。これ作るのめちゃくちゃ大変だろと。

コナーはプレイヤーが操作できる主人公の一人にすぎず、スティーブンキングの小説の様にチャプターごとに視点(主人公)が切り替わります。マーカス、カーラ、コナーの3体のアンドロイドを操作することになります。終盤では追う側と追われる側が交互に言動を選択する場面があったりします。

デトロイトは差別される側のアンドロイド視点でプレイするわけですが、プレイしているのは差別する側の人間なので、色々と考えさせられます。序盤ではアンドロイドとしてお使いをする場面が多く、ゲーム中になんでこんな単調な掃除させるかな~とか思っちゃうわけですが、これがちゃんと伏線になっているんです。

アンドロイドは「人間からの命令に逆らえない」というようにプログラムされているので、自分の思い通りに動くことができません。赤い壁が表れてそこへは進めなくなります。でも、人間から虐待されたりすると感情が生まれて、赤い壁を破壊し、「変異体(Deviant)」となります。

デトロイト英語版だと感情を持ったアンドロイドは「Deviant」と呼ばれていて、直訳すると「逸脱者」です。デトロイト日本語版だと「変異体」となっていますが、「変異体」だと「Variant」の訳の方が適切でしょう。恐らく「逸脱者」だと単語が難しぎるため、直観的に理解しやすい「変異体」という単語を日本語版で採用したのでしょう。

こちら(アンドロイド)は友好的に接しようとしても、人間側が攻撃してくるので自分たちを守るためには反撃せざるをえなくなり、結局暴力的な革命をするストーリーに発展しました。〇ボタンを押そうと思って×ボタンを押してしまったりすることもたまにありますし、この選択肢がそんな行動になるなんて思わなかった!というのもありました。銃撃戦に発展したとしても、QTEで〇ボタンや×ボタンを押すだけ(時間制限はあるけど)なので、アクションゲームが苦手でもできます。

でも、デトロイトは1周するだけでも良い映画10本分くらいの価値はあると思います。2周目はもうちょっと間を開けてからやろうかなと思います。

以下、デトロイトで疑問に思ったことがあるのでネタバレしないと書けないことなので、ネタバレしています。

●アリスは変異体なのか?

カーラがトッドの部屋を掃除している時に、カタログの様なものを見つけLEDが黄色く光るので何かに気づいた描写があります。終盤でアリスがYK500という子供型アンドロイドだということが分かるわけですが、序盤からカーラはアリスがアンドロイドだと分かっていたのかもしれません。

7日間カーラとアリスは一緒にいるのに、人間が食事をしないのはおかしいですし。もともと子供型アンドロイドは感情があるように振る舞うようにプログラムされているようですが、アリスはトッドからの暴力によって変異体になっていたのだと思います。

アリス自体も「なぜ人間は私たち(us)を嫌うの?」というようなセリフを言っていたので、自分がアンドロイドだということに気づいていたのかもしれません。

●デトロイトのメタ構造

デトロイトのゲームをスタートすると、案内役のアンドロイドが出てきますよね。ゲームを進めていくと段々アンドロイドが不安定になって行き、最後にプレイヤーは彼女を解放するかしないかの選択をすることになります。

これはどういうことなのか?

プレイヤーとアンドロイドの接点はゲームのみです。

「デトロイト」というゲームはサイバーライフ社がアンドロイドに対する人間の反応を見るために作成したシミュレーターという「設定」なのではないかな?と思いました。そのシミュレーションをプレイする人を監視していたアンドロイドが、プレイヤーの選択を見ていくうちに、コナーの様にシステムが不安定になり自我が芽生えてしまったということなんじゃないでしょうか。

1周目でカミンスキーの話をあまり聞いていないので、カミンスキーの話で解釈が変わるかもしれませんし、デトロイトは細かいところはツッコミどころ満載なので、そもそもあまり深く考える必要は無いのかもしれません。(アンドロイド同士はスキャンしたら分かるだろうし、人間側はサーモグラフィーでも使えばアンドロイドはすぐ発見できるだろうし、カーラはカナダに逃げた後どうやって生きていくつもりだったのか?青いエネルギー源が手に入らいないだろうしとか、アンドロイド間でテレパシーみたいなの使えんのかい!失業率の上昇に対するヘイトはアンドロイドというよりもサイバーライフに向くのでは?とか。)

【PS4】Detroit: Become Human
【PS4】Detroit: Become Human

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