NHK「ココがズレてる健常者2~障害者100人がモノ申す~」の感想

障害者100人がスタジオの「健常者」であるお笑い芸人たちの考え方を添削するというような感じの番組でした。こういった番組は民放では絶対にやらないのでとても勉強になりました。

ちょうど最近手話に関してものすごく勘違いしていたことを知りました。ウィークエンド・シャッフルの「手話はひとつの言語である──。あなたの知らない手話の世界特集」」という回をTBSラジオクラウドで聴いたからです。

日本で使われている手話には「日本手話」と「日本語対応手話」の2つがあり、政府の記者会見などでテレビに映っているのは健常者が習得するために作られた人工言語の「日本語対応手話」だということを知りました。

てっきり、あのテレビに映っている手話が、聴覚障害を持っている人に一般的に使われている手話だと思っていました。ろう者の間で一般的に使われているのは自然言語の「日本手話」で、手以外に顔なども使い「日本語対応手話」よりも自然に細かいニュアンスを表現できるようです。

テレビに映る「日本語対応手話」は、片言の英単語を並べているような感じで、ろう者にとっては理解するのに「ああ、こういうことを言いたいんだな」と推測が必要なのだそうです。無いよりもあった方がマシという感じみたいです。

あまりの知らなさにちょっとショックを受けました。

まあ、そういうわけで、健常者は障害者の世界を全くといって良いほど想像できません。たとえば、片足義足の人がエステサロンで脚やせマッサージを受けるのに、普通の料金を取られるのがおかしいと主張していました。たしかに、言われてみればそうだよなと思いました。

あとは、障害者からぶつかったとしても、健常者から謝ってくるのはおかしいとか。子供扱いされがちとか。映画に日本語字幕をつけてほしいとか。

手に障害があるカフェの店員さんが接客してきたらどう対応するかというようなドッキリもやっていました。ジロジロ見て陰でコソコソ言われるのが一番嫌みたいです。それだったら、直接言ってくれた方がマシとか。同じ障害を持つ人でも、人によってどう思うかは違うでしょうけれど、こうした感想を知る機会が無いので、この番組は見て良かったです。

自分が良かれと思ってやっていることが、相手に不快感を与えているということは、健常者同士でも起こっていますから難しい所ですよね。

商売で利益を出すためには、多数派の健常者を対象にして、少数の障害者はターゲットから外すという傾向になりがちです。今は健常者でも障害者になる可能性は常にあります。こういう番組はもっと増やしてほしいですね。

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